自然栽培の米作り
りんご農家 木村秋則さんとの交流

自然栽培米とは、無施肥・無農薬で栽培されたお米です。

自然の野や山の考えで作られ、自然栽培にとって最も大切な栄養は土にあります。
苗作りに必要な土、つまり育苗土をわたしたちは2年前から準備します。

自然栽培で使用した田んぼの土に、稲わら、屑米、水を混ぜ、
一年間という長い時間、ゆっくりと自然発酵させ育苗土を作ります。

わたしたちのお米は、田んぼの土作りから、育苗、栽培、秋の収穫まで
肥料も農薬も使用しておりません。

雨が降れば、野や山の緑があざやかになるように、
わたしたちの田んぼも夏に向けて、徐々にうすい黄緑色から黄緑になり、収穫期のこがね色へと
変化していきます。自然循環で、育っています。

まん中のあぜを境に
左側が自然栽培
右側が肥料・農薬を使用している田んぼの様子
     有機栽培米とは:
    有機肥料を使用し、無農薬の状態で、同じ圃場で3年以上経過して作られたお米。
    国が定める認定機関の検査に合格しているお米で、これらにはJASマークがついています。
    また、有機栽培のお米は、使用できる農薬もあります。

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りんご農家 木村秋則さんとの出会い

10年以上前、まだ有機米を主に作っていた頃、自然栽培のお米を作ってほしいと言われ大変驚きました。
「本当にお米が実るのか」と。

青森県弘前市でりんご農家を営む木村秋則さんは、肥料も農薬も使用せず、りんごを育てています。

その木村さんから、田んぼのおこし方、代かきの仕方などを学び
「自然に逆らわずに観察しながら、稲の力にまかせる農業を」とご指導いただきました。


肥料を入れずに、お米ができる。
機械除草、手作業での草取りに、何度も繰り返し田んぼに入ります。
丈夫な稲を育てるため、日々手を加えています。

そして、体にいちばんやさしいお米ができました。

自然と向き合い、試行錯誤を繰り返しながら、今年もお米を生産しております。

わたしたちの田んぼには、小さな生物がたくさんいます。
そしてそれらを食べる野鳥の姿が見られます。